『ONE PIECE』818話「くじらの中で」:イヌアラシ
 「その赤い石の名は『ロードポーネグリフ』!!」
 「海の猛者共が探し続ける
  “偉大なる航路(グランドライン)”の最終地点!!」
 「──そこで導く為の石だ!!!」
 「赤い石『ロードポーネグリフ』は世界に4つある!!!」
 「確かにその石にはどこかの“地点”が
  記されている筈だが
  『ラフテル』ではない」
 「残る3つの赤い石にも同様に…
  それぞれの“地点”が記されている……
  その一を知り…地図上で4つの点を結んだ時!!
  その中心に浮かび上がるのだ……!!」
 「数百年……海賊王のクルーたちしか
  行き着く事のできなかった
  “最後の島”『ラフテル』がな!!!」
 「4つの『ロードポーネグリフ』のうち
  所在がわからんがは1つだけじゃ」
 「1つはここに」
 「残り2つはある海賊たちに所有されちゅう」
 「“四皇”ビッグ・マム!!!
  同じく“四皇”百獣のカイドウ!!!」

818話「くじらの中で」では、久々にポーネグリフの情報が具体的に開示され、読者の興味を大いに惹いた。

 ・赤い石『ロードポーネグリフ』が世界に4つある。
 ・『ロードポーネグリフ』には“地点”が記されている
 ・4つの地点を結んだその中心にラフテルが浮かび上がる
 ・3つ『ロードポーネグリフ』の所在は、
  「ゾウのくじらの中」、
  「“四皇”ビッグ・マム所有」、
  「“四皇”百獣のカイドウ所有」
 ・残る1つの『ロードポーネグリフ』の所在は分からない
 ・ゾウの『ロードポーネグリフ』をロビンが翻訳した情報から、
  ナミは海図を描ける

4つの地点の中心に浮かび上がるラフテルのイメージは、海軍が掲げる「世界政府の旗」のデザインと重なる。「4つの海と『偉大なる航路』にある加盟国の結束を示す」といわれてきたが、どうやら裏の意味も持っているようだ。

ラフテルには、グランドラインをログポースに従って進んだとしても、単純には辿り着けない仕掛けがある。

ラフテルに関する考察は第一部「機動戦士ガンダムUC」編で煮詰めるが、ここで結論の一部を先取りすると、「日蝕」あるいは「月蝕」が関係すると考えている。




「ラプラスの箱」は、La+プログラムが開示する座標を巡って辿り着いた、出発地点である島3号型スペースコロニー「インダストリアル7」にへばりつく、架空の大陸の名を持つコロニービルダー「メガラニカ」であった。



この状況設定はワンピースのそれと重なる。

「ワンピース」は、ログポースが示す島を巡ってグランドラインを一周すると、出発地点である大陸レッドラインにへばりつく島「リヴァース・マウンテン」の裏あたりの島「ラフテル」に在る。

「ワンピース」はそれが見つかれば「世界がひっくり返る」が、「ラプラスの箱」は「世界を覆す」。

「ラプラスの箱」はその名の通り「箱」であり、「世界を覆すの力」は「箱」そのものではなく「箱の中身」こそに宿っている。「箱の中身」はメガラニカの特殊な構造によってある「部屋」に隠匿されており、互い違いに回転する三重の円環が同期した時にはじめてその「部屋」への道が開かれる。




「三重円環の同期」は、三つの星の直列、「日蝕」あるいは「月蝕」を想起させる。

考察の深掘りは第一部「機動戦士ガンダムUC」編に譲るとして、「日蝕」あるいは「月蝕」を、今回明らかになった「ロードポーネグリフ」の役割、「4つの地点を結んだその中心にラフテルが浮かび上がる」と紐付けたとき、4つの地点のひとつは「月」なのではないか? という推察をここで提示しておきたい。

そのように4つの地点を立体的に捉えると、ラフテルは海上にあるとも限らない。

「4つの地点を結んだその中心にラフテルが【浮かび上がる】」。

おそらく……、本当に【浮かび上がる】のではないだろうか?

海図上でラフテルの地点が【浮かび上がる】のではなく、海上にラフテルの実体が【浮かび上がる】のだと推察する。それはつまり、今はまだラフテルは海上に存在せず、地底にある、あるいは海中を彷徨っているということなのかもしれない。

心当たりはふたつ。「エニエス・ロビーの大穴」と「深層海流」。

『ONE PIECE』375話:フランキー
 「お…オォォ!海に穴があいてやがる!どうなってんだここはァ!!」
 「オィオィすげェなんてもんじゃねェーぜこれは!底が見えねェー滝だぞ!!!」

エニエス・ロビーの大穴が、仮に青い星を貫いて反対側までつながっているとすると、リヴァース・マウンテンからグランドラインを一周したリヴァース・マウンテンの裏側にも穴が開いていそうだ。つまりラフテルが在ると思われる位置に。

『ONE PIECE』818話:ブルック
 「ただ温度差があるだけではありませんよ……
  海の下層部は”深層海流”と呼ばれる
  私達には普段目にできない巨大な海の流れがあるのです!
  それは今ここにある”表層海流”とは
  全く別の動きをする海流です」

『ONE PIECE』818話:フランキー
 「しかもソレらは必ずどこかで繋がってるんだ!
  西へ東へと別れたりくっついたりするだけじゃねェ!
  上へ下へと浮上したり潜ったり…
  まるで巨大な龍の様に……
  海流ってのは途切れることなく世界中を旅できんのさ!」

『ONE PIECE』818話:ブルック
 「聞いた話では、”深層海流”とは
  ずいぶんゆっくり海底を流れるそうで…
  1度海底へ潜り込んだら…
  次に陽に当たる海面に浮上するまで
  2000年もの時間が掛かると云われています…」

1度海底へ潜り込んだ深層海流は、2000年もの時間を掛けて陽に当たる海面に【浮上する】。一周2000年なので、ラフテルが沈んで深層海流の途中から流されたとすると、数百年……おそらく800年~900年位掛けて、そろそろ【浮かび上がる】のかもしれない。

ともあれ、818話「くじらの中で」は物語の核心に迫る情報が開示された注目すべき話であったわけだが、同時に、地味な情報も差し込まれている。

『ONE PIECE』818話「くじらの中で」:錦えもん
 「先代大名光月おでん様は…
  『海賊王』ゴール・ディー・ロジャーと共に
  最後の島『ラフテル』に辿り着き!!
  “世界の秘密”を知ったお方でござる!!!」

ここで注目したいのは、「光月おでんがロジャーと共に最後の島『ラフテル』に辿り着き、“世界の秘密”を知った」という点ではなく、「ゴール・【ディー】・ロジャー」という表記だ。【D】ではなく【ディー】。つまり【D】は【ディー】の頭文字だということだ。

以前、ロシナンテがローが「Dの一族」であるとわかった時、こんなセリフがあった。

『ONE PIECE』第77巻764話:ロシナンテ
 「隠し名“D”…!!
  間違いない お前は宿命の種族
  “Dの一族”だ……!!」
 「おれの故郷では子供はこうしつけられる
  『行儀の悪い子は“ディー”に食われてしまうぞ』」

序論「ギリシア神話」編で詳説しているので、そちらをご覧頂きたい。

“D”とは、ラテン語で「神々」を意味する「Dii(ディー)」の頭文字である。

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